エンタメ


【 スポンサードリンク 】


最近は若い人を中心にテレビを見る人が減ったそうです。
ネットに押され気味というのが原因の一つだそうですが
原因はそれだけではないでしょう。
(ちなみ私も10年以上前から年に10時間も見ません。)

とはいえ、相変わらずテレビは最大のメディアであり、
また最大の広告媒体です。
昨年のテレビの総広告費は1兆8000億円という規模ですが
増加していると言われるネットは、半分の9000億円程度。
以前としてテレビは圧倒的規模を誇っています。

で、そのテレビの世界ですが、
視聴率が絶対的影響力を持っています。

よく、ドラマや紅白やスポーツ番組などで話題になるので
視聴率は誰もが知っている言葉でしょう。


ではその視聴率ってどんなものなんでしょうか?


視聴率とは、テレビを所有している「世帯」の内、
何%がその番組を見たのかを示す指標だそうです。

ここでミソなのが、「世帯」ということです。
個人ではありません。

一般的に視聴率という言葉が使われるときには、
世帯視聴率を指していることを覚えておきましょう。

ですから、もし仮に視聴率が10%という場合は、
国民の10人に1人が見ている… というわけではなく、
10世帯のうちの1世帯が見ているという意味になります。

まぁ、一般にイメージする光景として、
テレビはお茶の間(今どきはリビング)に据えられており、
家族みんなで見るものというイメージがあります。
だから「個人」でなく「世帯」ということなんですね。

とは言え、それはちょっと昭和っぽい光景で、
最近は1家に1台というイメージは薄らいでますが…。


閑話休題

視聴率の本質に話を戻せば、
視聴率の測定は、視聴率調査の専門会社が行っています。

基本的に無作為に選ばれたモニター世帯に設置した機器で、
どの時間帯にどの番組を見ているかを自動的に集計します。

ここで驚きなのが、モニターが設置される世帯は
関東地区の場合、たったの約600世帯ということです。

600なんていう少ないサンプルで、正しい評価ができるのか?
そういう疑問を持つ人は多いでしょうし、私もそう思います。

三田が半沢が40%超とかいっても、母数がたったの600とは…
なんとも心もとない数字ではありませんか?

ところが統計学的には、上記の様にして算出された視聴率は
95%の確率で±数%の範囲に収まっているんだそうです。

マジか? っていう感じだし、600以外で調査したのか?って
疑問も残りますが、まぁそういうことなんでしょう。

仮にサンプル数を4倍にしても、
統計学的には、精度は半分程度しか上昇しないらしいので、
コストを考えてこの程度のサンプル数に抑えているそうです。

もっとも、上記のようにサンプル数を4倍にすると
精度が半分ほど上昇するというならそれは数%に相当します。

数%って統計学的にもそれ相応の誤差ではないのでしょうか?

例えば視聴率が10%だった場合には、
95%の確率で7.6%から12.4%の範囲に収まっている計算。

視聴率が10%を超えるかどうかは、
テレビ関係者にとっては運命を左右するほどの問題でしょう。
だって実際には7.6%かもしれないし12.4%かもしれない…。

広告主にとっては、7%台と12%台では意味がまるで違うので、
この統計的な誤差が持つ意味は軽視できないはずです。

更に、この様な従来の視聴率調査だと、視聴者の反応が不明、
録画の影響が考慮されない、といった問題も残されています。

このように、ざっと考えると、視聴率の礎はかなり不明瞭…
と言えるのではないでしょうか。

視聴率の多寡はニュースにも取り上げられほどのことです。
それらがこのような調査で行われていると思うと・・・
なんだか信じられなくて、ちょっとばかばかしくなります。

ましてや、調査を担当するのは1社が独占的に行っています。
広告主からすればあまりいい環境とは言えないことでしょう。


そういう懸念は調査会社も感じているのでしょう。
調査を受持つビデオリサーチ社は、昨年ツイッターと提携し、
テレビ番組に対するツイッター上での反応を測定し始めました。

よくネットとテレビは別と言われますが、
実際にネットで話題になるテーマの多くはテレビ番組が情報源。
そこからも媒体としてのテレビの影響力がうかがい知れます。

従って、ネット上での反応を広範囲に解析できる様なサービスが
今後数多く登場してくれば・・・

テレビの広告媒体としての価値って、本当はどの程度あるのか?
より明確になってくることでしょう。

そうすれば異常に高いテレビの広告費の妥当性も問われはじめ、
広告費に依存しているテレビ会社の屋台骨を揺るがしかねません。



【 スポンサードリンク 】



この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます