Tag Archives: 本田圭佑


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共にヨーロッパのビッグクラブに身を置きつつも苦境が続く
マンUの香川真司とミランの本田圭佑。

二人とも日本代表のキーマンだけに、その動向には嫌でも注目が集まる。

その二人には共通点がある。
まずどちらも監督が新しいこと、そしてチームがリーグで低迷している。

本来マンUもミランも優勝争いに絡んでしかるべきチームだが、
今季はどちらも来季のチャンピオンズリーグの出場権はおろか
ヨーロッパリーグの出場権さえ絶望的な順位に居る。

そういったチーム状況を反映してか、香川も本田も不遇が続いている。

まず香川に目を向けると、
今季から指揮を執るモイーズ監督の戦術では完全に必要とされていない。

監督の手腕はこの場では置いておいて、
マンUは完全にエバートン化したと言っても過言ではないだろう。

サイドから単純にクロスを上げるだけの攻撃パターンは
あまりにもに単純で分かりやすくて守りやすく相手の脅威にならない。

従って本来はライバルであるはずの強豪相手には軒並み敗れ、
格下チームにもポロポロと取りこぼす。
この辺がかつてモイーズが率いたエバートンを彷彿させる。

おまけに長年指揮を執ったファーガソン前監督の勧めを断り、
コーチ陣もエバートンから連れてきたせいで、
チームはよりエバートン化したと言えるだろう。

ファーガソン前監督が指揮を執っていた時代も、
いわゆるイングランド流のオーソドックスタイルで戦うことはあったが、
ファーガソンはきちんとわきまえていた。

守備に問題がある格下の下位チームを相手にするときは
ポゼッションのできるメンバーで挑み、確実に勝ち点3を積み重ねた。

香川は、
ファーガソン前監督のそういう戦術に於いては実に効果的な選手だった。

マンUがポゼッションできる展開の試合では
スペースでボールを受ける香川は活きていたし、実にはつらつとしていた。
昨季のノリッジ戦のハットトリックなどは象徴的で、
ルーニーとのコンビネーションで崩す場面が度々見られ、
マンUの新しい一面と将来性が感じられた。

しかし、モイーズ監督の元でのサッカーは、
あまりにも一本調子(サイドからクロス)であるため、
そのスタイルにハマらない選手は居場所がない。

にもかかわらず、冬の移籍で
クラブ史上最高の移籍金でチェルシーからマタを獲得した。

ここで考えたいのはマタもまた(ダジャレではありません)
実はモイーズの戦術に向くタイプではないということ。

誤解を恐れず言うならば、
どちらかといえば香川と似たタイプだ。

そしてベストのポジションはこれまた香川と同じくトップ下。

ところがマンUにはルーニーがいる。
ルーニーにサイドをやれとは言えないし、
ましてや一列下げることなど考えられない。(先日試合途中からあったが)

となれば、ルーニーをワントップに置くことも考えられるが
そこにはファンベルシーがいる。

だからやはりルーニーをトップ下に起用せざるを得ないから、
マタはサイドに追いやられる。

しかしマタはサイドには向いていないから、
活躍できる場面があまりなくどちらかといえば消えている。

ならばどうだろう、ここは一度、ワントップにルーニーを置き、
まぁ香川はサイドでもいいからマタをトップ下に置いて
もう一人のサイドをヤヌザイにでもしてみたら。

ルーニーと香川とマタなら、ポジションを上手に入れ替えながら
機能的に働くに違いない。
ファンベルシーの処遇は置いておいて、一度やってみる価値はある。

少なくてもサイドにヤングとバレンシアの一本調子よりは
相手にとって脅威になるだろう。
新しいマンUを予感させる何かが起きる可能性は高い。


モイーズは普通なら既に少なくても3回は解任されている。
それだったら一か八かではないがやる価値は大いにあるとは言えないか?

今日、あと3試合結果を出せなければモイーズ解任という報道があった。
あと3試合とはチャンピオンズリーグの対オリンピアコス戦、
リーグのウエストハム戦、そしてマンチェスターシティ戦だ。

けっこう厳しい戦いだと思う。
恐らく全部勝つなど無可能だろう。

まぁ、解任報道の出所がサンなので、あまりあてにならないと言うか、
日本でいえば夕刊紙レベル。

だから解任説もあてにならないが、
こと日本人にとっては、ワールドカップも近いことで、
香川には輝きを取り戻してほしいことからもモイーズ解任は吉だ。

その場合、後任は暫定でライアンギグスという予想。

いいじゃないか、ギグスなら香川の良さが理解できる。
戦術も爆発的に変わるだろう。

とは言え、全くの与太話かもしれないから、
香川はこの状況で自信で何とかするしかない。

そして今季の終了までこの不遇が続くなら今季終了後の移籍が賢明だ。
必要としてくれるチームはいくらでもあるだろう、引く手は数多だ。

香川君、実は君が去ったドルトムントの方が、
客観的に見ると君が行ったマンUよりも強いぞ?恐らく。

とは言え、W杯イヤー、
何とかして出番をつかみ、本番では輝いてほしい。


本田に目を転じると、チーム事情はマンUよりもはるかに悪い。
なぜならこちらは財政難で、容易に補強が出来る状況にないからだ。

主力はどんどん売り払い、
新しい戦力が入って来ないならそれはチームも弱体化するだろう。
とは言え、まだまだ戦力としては低くないのも事実だ。

では何がいけないのか?

それは統制がとれていないこと。
それに監督が新しいだけでなく若すぎる…。

なにしろセードルフは選手としては超一流だったが、
監督経験は皆無なのだから。

いいですか?
皆無ですよ??
監督やったこと一度もないわけ。

それが立て直しを要する名門の監督として
その重責を担えるかといえば答えは限りなくNOではなかろうか?

「彼には時間が必要」

よく使われる言葉だ。
マンUのモイーズ監督にも使われているし、本田圭佑にもよく使われる。

たしかに、
順応したり適応したり慣れたり(全部一緒だが)時間はかかるだろう。

でも学校のチームじゃないしユースのチームでもない、
名門リーグの名門チームの監督であり、選手なのだ。
即戦力でなければ誰も讃えてはくれないということを忘れてはいけない。

マンUのモイーズ同様、ミランのセードルフをどうこう言うつもりはないが、
どうも戦術がイケてないのは事実のようだ。

2列目にトップ下を3人置いているような今の戦術だが、
それでもやはり基本的なトップ下はカカに任せたいようで、
出番があっても本田は右。

ところで、監督に見る目があるのなら、
見る目には戦術面全てが含まれるが、本田に右が向くと思う根拠が知りたい。

本田はそう走れる選手ではない、
再度を切り裂くなんていうイメージは到底わかない。

日本代表で岡崎が上手いことこなしているような汚れ役は元々出来ないのだ。

あれは岡崎だから機能していることで、本田に右は務まらない。
それは試合中にポジションチェンジしつつ右を張ることがあってもいいだろう。

でも基本的にウインガータイプではない本田に
最初から右というポジションは酷というのではなくもったいないのだ。

セードルフは本田はあのポジション(右)で成功すると言うが、
その反面「必ず時間が必要」ともいう。

だったらどうだろう、
前述のモイーズ同様、本田を思い切ってトップ下で使ってみたら。

鳴り物入りの大歓迎で迎え入れられたセードルフだが、
来年の今頃まだ指揮を執っている保証なんてないのだ。

日本人だから贔屓して言うのではなく、
本田をトップ下で使ってみた方がいい。

そういう組み立てを考えたなら
バロテッリやターラブトの動きも自ずと変わってくるだろう。

どのチームにも実力者というかビッグネームがいる。
だからこの場合、カカのポジションにも困るのだろう。
若いセードルフは、年齢的にカカとそんなに離れている訳でもない。

カカがミランにもたらした数々の貢献を考えれば
容易にそのポジションを奪い、本田を置くことも難しかろう。

でも、そこは監督、
勝つための試行錯誤をしなくてはチームは上昇気流に乗れない。

チーム内の本田の立ち位置に話を戻せば、恐らく香川よりはマシであろう。
出番をつかめるチャンスは恐らく香川よりも多いはず。
そのためにひたすら頑張るしかないのは言うまでもないが。


監督が新しく、恐らく戦術が稚拙なため苦戦が続く両チーム。
そして同じような理由で苦境の香川と本田。

でも何かのきっかけで状況は劇的に変わることもある。
心から健闘を期待しているぞ。



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